ディスクの情報は読取面の表面ではなくレーベル面に近い部分に記録されています。 傷のほとんどが情報そのものを傷つけているわけではありません。 傷のせいでレーザー光が屈折してデーターを読みとれていないだけです。 この傷を研磨し、表面がなめらかになれば正しく読みとる可能性が高まります。
CD・DVDは種類によって多少の違いはありますが主にレーベル面、反射層、記録層、保護層という4つの層から構成されています。
データは保護層(ポリカーボネイト基板)を通してレーザー光線を記録層に当てることによって読み取っています。
そのため保護層が汚れていたり、傷がついていると、レーザー光が屈折してしまい、音飛びや画像の乱れなどの症状が出てしまいます。
これらのほとんどが数ミクロンの深さの傷です。(1ミクロン=1/1000ミリ)
当工場の作業は保護層の研磨のみです。
傷の深さまで周辺部を研磨して、レーザー光が屈折することなく正しくデーターを読み取ることが出来るようにします。
わんぱくCDピカピカ工場では業界屈指の研磨機を使用しており、専任スタッフが1枚づつディスクの種類、傷の程度によって設定を選択し、研磨修理いたします。
音楽CD、CD-ROM、DVD、wii、Xbox、xbox360、プレイステーション、プレイステーション2、3、 ゲームキューブ、サターン、ドリームキャスト、パソコン用アプリケーションソフト、リカバリCD、 カーナビ用CD・DVDなど 12センチ・8センチのCD・DVDが研磨可能です。
[注意点]
・ブルーレイディスク・PS3ソフトに関しましてはコーティング層が薄い為に再生不能なほどの傷がついた場合研磨修復はほぼ不可能です。 それでも研磨を御希望の場合は注意事項4を了解の上で御依頼下さい。
・スーパーオーディオCD(SAC)・APO・HDDVD・DVD−RAM 及び硬質加工(ハードコーティング)してあるディスクにつきましては現在のところ研磨をお受けすることは出来ません。
自作データ・録音・録画・写真などが記録されたCD−RやDVD−R・RW等の書き込み型ディスクについては基本的に研磨をお受けしていませんが
「法に基づく表示」、「注意事項3」をご確認され承諾された方のみ一切の補償がないことを条件に研磨のご依頼をお受けいたします。
書き込みディスクについてはファイナライズ、フォーマットの手順、上書きの回数、編集などの手法、指紋や傷を通して書き込みをしてしまった、などの傷以外の障害原因が見受けられます。
ご依頼に当たっては充分確認の上ご依頼下さい。
またレーベル面が紙製の場合は特に「注意事項5」をご確認下さい。
・レーベル面(印刷のある面)の傷。
・鋭利な刃物・カッターなどで故意につけたような深い傷。
・熱によって変形してしまったもの。
・割れ。ひび。裏まで貫通している傷。
・先の尖ったもので突いたような傷。
全面が傷に覆われ損傷の著しいディスクを研磨すると、上記のような修復出来ない隠れた深い傷が発見される事があります。
ディスクの研磨は傷が取れるまで際限なく実施する事はありません。1回の研磨で落とし切れなかったキズは再度研磨しますが、それでも落ちない傷はそのまま返却いたします。 これらの研磨で修復に至らない傷は作業報告書に明記のうえご返却致します。 再研磨依頼の場合は別途通常料金が必要となります。
修復率は残念ながら100%ではありません。
浅い傷、深い傷に関係なくディスク本体に異常や問題(圧着不良など)があり、目に見えるような傷が無くなっても修復に至らない場合があります。
ごく稀にディスク本体への加圧でディスク本体に異常が生じ、読み取らなくなる場合がありますが補償は有りませんので御了承の上、御依頼下さい。
作業前・作業後の動作チェック・起動チェックは行っておりません。
当工場の基本作業はディスクの研磨のみです。
今までのお客様の報告及び当社の調査では、目に見えるような傷が残っていなければほとんどの場合作動しております。どうぞご理解下さい。
既に研磨してあるCDでも、浅い傷程度でしたら5ミクロンの研磨で40回(DVDは20回程度)は可能です。 他店の研磨機の性能・設定にもよりますが1回の研磨で数ミクロン〜数十ミクロン程度ですので、まったく問題ありません。他店で研磨したものでもご遠慮なくご依頼下さい。